To alumnae.

理事長
この1年間の経験がもたらした若者の気づき

西村昭 理事長

「……宅勤務が難しい保護者たちを救ったのは 開所し続けた保育所でした。 そして どんな状況であっても 介護を行う人がいなければ 生活ができない人たち がいました…」(大学入学式の 学生会会長の言葉)
思い通りにならない日々も、若者に 社会に尽くす存在への 気づき をもたらしたことを うれしく思いました。

発行される頃には社会がより安心な状況になっていることを願うと共に、皆様のご健勝をお祈りいたします。

進取の精神 こそ 同窓生のエネルギーの証

西村弘子 学園長

私たちは 状況を甘受しつつ できることをする しぶとさ を養ってきたことも確かで、その経験は 予測困難な時代の生活 の知恵 になろうというものです。(コロナ禍について)

同窓会も また昨年に続き、一堂に会しての総会 はできないという状況下でも中止にせず、昨年の テレ総会 よりも進化した オンライン総会 を実現させました。
役員の方々の発想と協同に快哉を叫びました。

学園長

この 進取の精神 こそ 同窓生のエネルギーの証 であり、生徒たちが 大きな行事のやむを得ない縮小や中止 に落胆しつつも納得し、 「今できる」ことに「今だからできる」という姿勢で挑戦していく様とも重なります。

中1の礼法の内容

学園長先生からいただいた お話

自分の年齢は忘れましたが、中1「礼法」を担当して40年にもなります。「道徳」「作法」とその根底にある「建学の精神への理解」を内容としています。 年度の1学期末に「4月からの授業で最も印象に残っていること」を尋ねたところ、9割強の生徒が作法にかかわることをあげていました。

  • 座礼と立礼の姿勢
  • 和作法室で習った座り方や立ち方、踏んではいけないところなど
  • 和作法室の作法についてただ覚えるのではなく、理由も考えたこと
  • 上座下座があること-----------少し気にすることで相手への敬意を伝えることができると分かったこと
  • 立場を踏まえた行動で相手に敬意を払うところに日本人なりの人間関係の築き方を知ったこと

授業時数の半分弱を和作法室で行います。一昨年度までは秋口から始めましたが、昨年度からは自然換気も取り入れるために、寒い季節になる前までに和作法室での授業を入れています。生徒にとって、いかに和室や作法が新鮮に映るかが窺えるというものです。 生活というより化としてとらえているのかもしれません。

和作法室

和作法室

同窓会事務室の斜め前の和作法室
校長の頃の弘子先生が よくお1人で お掃除を していらっしゃいました。
礼法の時間・生徒との ふれあいを 本当に大事にしていらっしゃるんだなと
心が温かくなりました

掃除
カメラを出すのが遅くて
同じ割烹着を着て
一緒にお掃除されていた学園長先生が
入っていませんが…
(2019土プロ前の1シーン)

長年扱い方を変えながらも毎年のように取り上げてきた題材も20名ほどの生徒が取り上げていました。

  • 「初回の授業での友達とのコミュニケーション」:身振り手振りで誕生日を伝え合ったこと  入学して“驚いたこと”を話し合ったこと
  • 「マナーにかかわるスクラップ」:みんなで共有して学んだこと
  • 君たちはどう生きるか」:登場人物の気持ちを考えたこと

生徒の純粋なとらえ方に触れて、人としてのわきまえを身につけ自信をもって他と交わり、よりよい世界を創っていくようにと期待が膨らみます。人知れず腰を伸ばしながら教室へ向かっていきます。

校長時代の思い出を少し集めてみました

ブログ1

ペアティーチング1

サマンサ先生 による英語での指導を加えた 礼法の ペアティーチング(2015.11)

ペアティーチング1
ブログ2

ペアティーチング2

「How to enter a Japanese style room? 」から始まった授業で、生徒は聞き取った単語を頼りに、「和室で踏んではいけない所とその理由」「上座・下座」「立ち方・座り方」「座礼」などを、頭と体で理解しようと真剣に取り組みました

ペアティーチング2
ブログ3

キャロライン・ケネディ大使と

米国大使館からの招待を受けて ケネディ大使公邸で行われた アメリカ留学啓蒙レセプションに西村弘子校長(現学園長)と兼子先生(現教頭)が参加しました(2015.11)

キャロライン・ケネディ大使と

2014 中高パンフレットより

学習と生活のリズムを確立し 基礎的知識や技術の習得をめざす

2014 中高パンフレット

2019 中高パンフレットより

甘えや自分勝手や後ろ向きな気持ちを乗り越え 目標に向かって努力を続けていくとき いつの間にか心は楽しさで満たされ 可能性は無限に広がる

2019 中高パンフレット
  • 「中一礼法の授業」半世紀以上前の、あの頃と変わらない制服姿の生徒さんと自分を重ねて礼法の授業が懐かしく思い出されました。 畳の上を歩くマナー、玉串奉奠の作法、風呂敷の畳み方など…丹後先生の声が聞こえそうです。

    25回 細見嘉子

  • そうそう私も(1年違いだってば)丹後先生でした。手水舎での作法なんて 誰かと 神社にお参りに行く度 レクチャーしてしまいました。

    26回 佐藤真由美

  • 和室での授業風景、懐かしい〜 私も丹後先生でした

    30回 石田郁子

  • ほとんどの教科書は処分してしまいましたが、礼法の教科書はずっと保管してあります。娘たちにも伝えていきたいです(身についていれば取っておく必要もないのですが・・・)

    54回 早坂由利

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